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2019年9月8日

台風15号

超強力な台風15号(Faxai)が来るということで、家でじっとしていました。

我が家は北と東に窓がありまして、北側の窓にガンガン風と雨が吹き付けていました。あまりの風圧にサッシが耐えらず、雨が窓サッシの隙間から霧吹きのように吹き出していました。途中で気づいてテープや紙で抑えたので、畳が水浸しになる被害は防げました。

真夜中に壁に飛来物が当たり、ものすごい音がしていました。窓の真横に当たったらしく、窓にはギリギリ当たりませんでした。窓に当たったら、窓が粉砕されていたと思います。本当に幸運でした。

後は何だろ、若干停電した程度でしょうか。特に被害はありませんでした。災害への備えは日頃からやっておいて損はないですね。

家財

台風が過ぎた後に車を見に行ってみましたが、特に飛来物が当たった形跡もなく、何ともなかったです。良かった良かった。

編集者:すずき(2019/10/13 22:03)

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2019年9月7日

ROCKPro64対ONKYOでSin波の美しさ勝負

目次: ROCK64/ROCKPro64

最近linux-nextでROCKPro64のアナログオーディオ出力を使いたくて、色々やっています。デバッグの都合上、ROCKPro64のDAC/ADCであるEverest ES8316の出力波形をオシロスコープで見ることが多いです。

私が音楽を聴く程度では、特に何も思いませんが、オシロスコープで見てしまうと、波形がやや歪んでいることに気づいてしまいます。

我が家で一番の波形の綺麗さを誇るONKYO U33GXV2と比較してみたいと思います。

テストその1 - 48kHz Sin波

最初はサンプリング周波数(以降Fsと書く)= 96kHzのときの、48kHz Sin波を入力してみます。振幅は最小から最大です。

まずはES8316から。DACボリュームを最大にすると波形が歪む2019年9月6日の日記参照)ので、今回の計測では -2.0dBに設定しています。


Everest ES8316 48kHz Sin波(Fs = 96kHz)

U33GXV2だとこんな感じです。


ONKYO U33GXV2 48kHz Sin波(Fs = 96kHz)

雲泥の差というほどでもないですが、ONKYOはやっぱり歪みが少なくて綺麗ですね。

テストその2 - 24kHz Sin波

上記の比較をしたあとに気づいたのですが、ES8316はFsを50kHz以上にする場合、異なるモードに設定しなければならないらしく、linux-nextはその設定に対応していませんでした。

つまりES8316側は設定不足で不利な状態にあり、公平な比較ではなかったようです。というわけで、次はサポートの範囲内であるFs = 48kHzの24kHz Sin波で比較しようと思います。


Everest ES8316 24kHz Sin波(Fs = 48kHz)

時間分解能の設定のせいかもしれませんが、先ほどより歪んでいるように見えます。Sin波と三角波の間のような波形になっています。


ONKYO U33GXV2 24kHz Sin波(Fs = 48kHz)

こちらは歪みが見当たらない(少なくとも私のオシロでは)レベルです。さすがですね……。

編集者:すずき(2020/10/30 01:09)

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2019年9月6日

ROCKPro64とアナログオーディオ - その3 - DACボリュームの仕様?

目次: ROCK64/ROCKPro64

引き続きROCKPro64のアナログオーディオと闘っています。ROCKPro64にはRK3399というSoCとEverest ES8316というDAC/ADCが搭載されています。

ES8316のドライバは既にlinux-nextに存在しており、ボリューム調整の機能も実装済みです。ボリューム調整はalsamixerを使うと便利です。CUIながら、下記のようにGUI風に表示されます。


Headphone(左端)とHeadphone Mixer(左から2番目)ボリューム

Headphone Mixer(左から2番目)ボリュームの設定値は先日(2019年8月31日の日記参照)直しましたので、最大値にしても問題ありません。ただし、まだlinuxのupstreamツリーには取り込まれていないので、5.3か5.4を待たなければなりません。

今回、問題を見つけたのは、ずっと右の方にあるDACというボリュームです。初期値はおそらく最大値である100(= 0dB)になっていると思います。

おそらくHWの仕様だと思いますが、ボリュームの挙動がちょっとおかしく、0dBにすると波形が歪みます。

出力波形を見る

テストデータとしてサンプリング周波数48kHzで8kHzの矩形波を使います。まずはDACボリューム最大で試します。


ES8316 8kHz矩形波(Fs = 48kHz)、DACボリューム0.0dB

矩形波の周波数が1/6 Fsの場合、矩形波の天辺は緩やかに波打つはずです。しかしES8316の場合、頭打ちするのか、ギザギザになってしまいます。


周波数が1/6 Fsの場合の波形2014年11月25日の日記より)

ここでDACボリュームをわずかに下げてみます。


DACボリュームを -2.0dBに変更

音量的にはほとんど変わりませんが、波形はかなり綺麗になります。ちなみに私の耳では聞き比べても全く違いを感じません。オシロスコープ様で見ないとわからないです……。

お試しいただく際の注意点ですが、8kHzの矩形波は中途半端に高い「キィーーン」という音で、かなり不快な部類の音に入ります。あまり長く聴かない方が良いと思います。


ES8316 8kHz矩形波(Fs = 48kHz)、DACボリューム -2.0dB

SoC側から出力しているクロック、I2Sデータともに全く同じなので、DACボリューム最大で波形が歪むのはES8316の特性でしょう。おそらく。

音質に少しでもこだわりたい人はDACボリュームは -2.0dBで運用するのが良さそうです。音量調整の手段はHeadphoneやHeadphone Mixerがありますし、そちらの2つはボリュームMaxにしても波形が歪まないので、お勧めです。

編集者:すずき(2020/10/30 00:54)

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