当サイトのカレンダー(右側に出ているやつ)を改良して、2016年から施行の「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」に対応しておきました。
こんな風に言うと小難しく聞こえますが、要は8月11日の「山の日」を追加しただけ、です。
「スプラトゥーン」リアルタイム画像解析ツール 「IkaLog」の裏側を読んで。
Splatoonの画面の特徴を活かした前処理、シンプルな機械学習アルゴリズム、速度で精度をカバーなど、実用レベル(認識率97% → 99.99%)まで持っていく執念が本当にすごいです。門外漢ながら、非常にワクワクしました。
Splatoonに関しては、サーバ運営側がデータ見せるか、統計取りゃ画像認識は要らんよね?という意見はあるでしょうけど、画像認識なら、過去の動画、非ネットワークゲームの動画、果てはゲーム以外の動画も扱える汎用性が期待できます。
汎用性という視点で見ると19ページ目で汎用手法(OpenCV)が使い物にならなかった、とあって、画像認識は実用には遠いのか…、とも思いましたが、音声認識がほぼリアルタイムで出来るようになってきたのと同様に、画像認識も将来もっともっと良くなって、面白い未来に一役買ってくれるに違いないです。
Facebookでソフトイーサ株式会社の登さんが「日付と曜日の関連に根拠法はあるのか?」というエントリを書かれていて、いつも面白いことに気づく方だなあと思いつつ、私も興味が沸いてきたので調べてみました。
適当にググってもわからなかったので、近代日本の暦の原点ともいえる、太陰暦→太陽暦の変換点から調べることにしました。
かつて太陰暦を使用していた日本ですが、明治6年1月1日をもって太陰暦から太陽暦に切り替え、以降現在に続くまで、太陽暦が使われています。
暦の切り替えについては、明治5年の詔書(国立公文書館 デジタルアーカイブ - 太政類典・第二編 - 太陰暦ヲ廃止太陽暦ヲ行フ附詔書)で頒布されています。
これは太政類典という書物でして、載っている文章を読むと「明治5年11月9日、第337号」と書いてあります。しかし法律という文字はなく、詔書と書いてあります。詔書とは、天皇が公務で意思表示をすること、らしいです。
さらに読み進めると「明治六年(神武紀元 二千五百三十三年)一月一日 水曜日」という記載もあります。
日付と曜日を結びつける法律は、この詔書にあるように思われます。しかし、
こんな疑問も沸いてきましたので、もう少し調べてみます。
国立国会図書館の明治前期法令の調べ方 1. 明治前期の法令の概要、によれば、明治時代初期(明治19年 公文式制定まで)の法律は、制定方法が定まっておらず、太政官や政府の各省から日誌という形で発令されていたようです。今から見れば考えられないフリーダム時代ですね…。
また、国立公文書館の説明によれば、
(引用) 太政類典は、慶応3年(1867)から明治14年(1881)までの太政官日記及び日誌、 公文録などから典例条規(先例・法令等)を採録・浄書し、制度、官制、官規、 儀制等19部門に分類し、年代順に編集したものです。 (引用終わり)
だそうです。ちなみに太政官 記録課 類典科の編纂とのことです。太政官はその後の内閣に相当する機関ですね。
従って、太政類典に記載の詔書は、明治初期の法律と見なして良さそうです。
それにしても国立公文書館のJPEG画像で太政類典を読むのは辛い…見づらくて目が死にそうです…。
明治5年の法律が今も有効なのか…?とお思いでしょうが、国立国会図書館 日本法令索引(明治前期編)によれば、
(引用) 太陰暦ヲ廃シ太陽暦ヲ頒行ス 明治5年11月9日 太政官第337号(布) 現在も効力を有する(平成18年現在) (引用終わり)
とのことなので、現在も有効な法律だと言えます。頒布が明治5年(西暦1872年)ですから、ざっと140年以上前の法律が今も生きているわけです。何だか気が遠くなる話です。
ちなみに太政類典には明治6年1月1日が水曜という表が載っていますが、別の文書である「法令全書」にはなぜか新暦の日付と曜日の対応表は載っていません(国立国会図書館 デジタルコレクション 法令全書を参照)でした。
法令全書と太政類典で載っている文章の長さが違う原因は、法令全書は別紙を省略していて、太政類典は別紙まで載せているから、と推測したのですが、何がどうなったら別紙扱いなのかが全くわかりません。
国立国会図書館のサイト曰く「布告全書」には「法令全書」で省略されることが多い別紙や別冊が掲載されている、とのことなのでぜひ見たかったのですが…、
「東京までマイクロフィルム見に来いやー!」(書誌情報 - 布告全書 慶応3年12月-明治18年12月)
って書いてあったので、これ以上調べるのは諦めました。
とりあえず、明治6年1月1日(1873年1月1日)は水曜日(詔書には、以降44日についても記載有り)であり、法律に定められていて、法律は現在も有効である、という結論にしておきたいと思います。
かれこれ5年以上が経過したCore2 Quadマシンにお別れを告げて、新しいPCを組みました。前回同様、部品だけ買って半年くらい放置してしまいましたが、今日やっと組み立て終わって、無事動いております…。
前回はIntel CPUでしたので、次はAMDにしようと思ったのですが、AMDはBulldozer以降CPUの性能がどうもパッとしないようで、AMD APUにすべきかAMD FXにすべきかで少し迷いました。
普段の使い方を思えばCPUの動作速度にはさほど困っていないので、とりあえずTDPが低め(50Wクラス)で一番速いA10-7800を選びました。
AMDのCPUは元々安目の価格ですし、APUを選べばグラフィックカード代まで浮きますので、非常にありがたいです。
そういえばA10-7800を買った直後に、次世代APUのA10-7870Kが発売されましたが、悔しいので見なかったことにします…。
AMD APUのおかげで浮いたグラフィックカード代と、SSDを流用したおかげで浮いたストレージ代(※)を全てメモリにぶち込みました。おかげでメモリが32GB搭載のマシンになりました。
メモリだけで34,000円くらいしました。APUが16,000円くらいなので、大体2倍くらいです。我ながらアホだと思いますが、欲を言えば、搭載上限まで載せたかったです…。
今回買ったマザーボードは16GBモジュールx 4=64GBが搭載上限でしたが、16GBモジュールが手に入らず諦めました。そりゃまあ16GBモジュールなんて誰が買いますか?って話ですよ。売ってないのも当然です。
一応、真面目な話もしておくと、元々16GBは積む予定でした。というのも、前のマシン(メモリ8GB搭載)は、開発用の仮想マシンと、統合開発環境と、ブラウザを同時に立ち上げて、ゴチャゴチャ作業していると、ときおりメモリが足りん!とお怒りになっていたからです。
仮想マシンと統合開発環境がGB級のメモリを使うのは、最近はもうそんなもんだよね、と思ってますが、なぜかブラウザも意外とメモリを使います。気づいたら1GB以上使っていることがあって油断なりません…。
(※)さすがに5年モノのHDDだけは、いつ壊れるかわからないので入れ替えました。いつもSeagateを使っていたのですが、SeagateはSamsungのHDD部門と合併してからというもの、あまり良い噂を聞かないので、今回はWestern DigitalのWD Blackを選びました。
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