時代遅れ感が目立ってきたVAIO type Gを奥さんの妹さんにあげることにしました。買い換え予定は特にないので、しばらくノートPCなし生活になりますが、たぶん何も困らないでしょう…。
Windows Vistaは要らないとのことなので、Windows XPにダウングレードして渡そうと思います。前回(2007年3月14日の日記参照)良くわからないまま放置していた特殊キー(Fn + F4など)が気になったので、きちんと調べました。
VAIOでは特殊キーの処理をVAIO Event Serviceというサービスが行っています。長ったらしいので、以降VESと呼びます。VESが動作していない場合、ディスプレイの切り替え、輝度調整、音量調整、Fn + F12でのスリープなどができなくなります。
困ったことにVESはWindowsのバージョンにかなり依存しているらしく、Windowsをダウングレードすると付属のVESはほぼ確実に使えなくなります。Windowsのダウングレードならまだしも、Linux使いたい人なんてどうすれば良いんでしょう。微妙な作りですね…。
VAIO type GのリカバリディスクにはVESバージョン3.0が付属していますが、Windows XPで動作しないようなので、今回は少し古めのVESバージョン2.2を拾ってきて使いました。
VESはVAIOの各機種、各モデルごとに専用の設定を持っています。VESバージョン2.2にはVAIO type G用の設定がありませんので、バージョン2.2をインストールしただけでは特殊キーは動きません。
レジストリエディタでHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\SONY\VAIO Event Serive\MachineInfoのMachineIDを見ます。16進数と10進数が書いてありますが、10進数側を見てください。私の環境では75でした。
次にVESをインストールしたディレクトリに行きます。インストール時にいじらなければC:\Program Files\Sony\VAIO Event Serviceのはずです。そこにVESConfig.iniという設定ファイルがあります。
1. 読み取り専用属性を外します。
2. 下記の設定を追加します。
[75]
VESStorageProtect= 1
VESPowerMgr = 1
VESAutoDimmer = 1
VESFnLock = 1
VESSemiPnP = 1
VESSuEvent = 1
VESSuPerform = 1
VESVideo = 1
VESHardwareMixer= 1
※意味(全て推測です、= 1で有効、= 0で無効)
VESStorageProtect : HDD保護
VESPowerMgr : Fn + F12のスリープ?
VESAutoDimmer : Fn + F5/F6のディスプレイ輝度調整
VESFnLock : Fnを連打したときのFnロック機能
VESSemiPnP : 不明
VESSuEvent : 不明
VESSuPerform : 不明
VESVideo : Fn + F10の拡大機能か?
VESHardwareMixer : 不明
設定を変更したら、マシンを再起動するか、[コントロールパネル] - [コンピュータの管理] - [サービス] でVAIO Event Serviceを再起動でも良いです。
これでも動作しない場合は、コマンドプロンプトからVESのインストールディレクトリにあるVES***.dllをレジストリに登録するとうまくいくことがあります。
C:\Program Files\Sony\VAIO Event Service>regsvr32 VESPowerMgr.dll C:\Program Files\Sony\VAIO Event Service>regsvr32 VESAutoDimmer.dll ...(以下、同様)...
ただしVESStorageProtect.dllだけは、別のディレクトリ(特にいじっていなければC:\Program Files\Sony\Vaio HDD Protectionのはず)に居ますので注意してください。
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