ノートPCの内蔵サウンドカード → ヘッドフォン出力、で音楽を聴いていると、音を出力開始する際に「バシッ」というノイズが載るのと、無音部分の「サー」というホワイトノイズが載るのがかなり気になります。
Windowsのサウンドカードのプロパティでいじれるところをいじってみましたが、サンプリングレートをいくつにしても、音の明瞭化を無効にしても何も変化がありませんでした…。
じゃあサウンドカードごと変えてしまおうと思い立って、最近流行のUSB DACを買ってみました。
USB DACは値段も数千円のものから、やたら高い(10万円超)ものまであって、みな、高音質であることを主張しています。が…、正直言って違いが良くわかりません。
大きさと値段で選んで、ONKYOのSE-U33GXV2にしました。追加ドライバを必要としないことと、24bit/96kHzという仕様から、USB Audio Class 1.0対応と思われます。
内蔵サウンドカードで問題になっていた点(バシっというノイズ、サーというホワイトノイズ)は全く聞こえません。この辺りはさすがです。
ですがしばらく使っていると、音が切れたり、音程が一瞬低くなったり、バリっとノイズが載ったりして、どうにも動きがおかしいです。
プレイヤーがいかんのか?と思って、foobar2000 v1.2.3とWASAPIプラグイン3.2.3に替えてみましたが、eventモードでもpushモードでも症状は同じです。
いろいろ設定を変えていたら原因に行き当たりました。出力のビット数(※)です。
出力フォーマットのビット数が24ビットだと先ほどのような問題が起き、16ビットに変更すると安定して動作するようです。
せっかく筐体に金色の文字で「24bit/96kHz」と書いてあるのに、24ビット出力は使いものにならないとは、また斬新な製品ですねえ。
(※)foobar2000のPreferences - Playback - OutputのOutput Data Formatです。ビット数は8, 16, 24, 32ビットの4択ですが、8と32はサポートしていないとエラーが出るので、実質16, 24ビットの2択です。
環境は下記の通り。
なおかつfoobar2000の設定を以下のようにします。とにかくバッファらしきものは全部排除です。
この設定だと1〜2分に1回は、音が歪んだり、音程が下がったり、音が切れます。Output data formatを16-bitにすると10分以上聴いていても何も起きません。
これが何かのヒントになれば幸いです。
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