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自作ARMエミュレータをJavaアプレットにして、ブラウザから実行できるようにしてみました。超暫定につき、とりあえず自宅サーバにのみ置いています。おそらくそのうち消えます。
セキュリティの警告やエラーが出て、アプレットが動かない場合は [コントロールパネル] - [Java] - [セキュリティ] タブ - [高] の設定を [中] にすると動くかもしれません。後で元の設定に戻すことをお忘れなきように…。
速度が遅いとか、GUIがダサいのはさておき、SeaMonkeyで実行すると3回くらいResetボタンを押すとハングします。リロードしても直らないし、どうもメモリリークしているようです。
どうしても動かなくなったら、タスクマネージャからjp2launcher.exeを探してKillした後に、ページをリロードすると再び動きました。
明らかにバグってるので直したいのですが、JDK付属のアプレットビューアだときちんとメモリが解放されるんですよね。差が良くわかりません…。
セキュリティの警告が出ないJavaアプレットを作成するには、シマンテックやジオトラストなどの認証機関からRSAセキュリティ証明書を発行してもらい、アプレットに署名しなければならないようです。
この証明書の維持費が異常に高くて、年数万円はザラです。企業が作成するならまだしも、個人で作成するにはJavaアプレットはコストが掛かりすぎます。
やってらんないぜー。
安全のために、つまり悪意を持った第三者にアプリを書き換えられないように、アプリには信頼できる署名を入れましょう。という理屈はごもっともですが、そのコストを開発者側が負担するのは辛いものがあります。
署名が不要になるように、つまり悪意を持った第三者に書き換えられても安全を保てるように、アプリで使える機能を限定しましょう。とすると、今度は機能が全然足りなくてろくなアプリが作れず、やはり開発者には辛いものがあります。
コストの高い自由な環境orコストの低い不自由な環境、さあ、どっち?という究極の二択です。ま、どっちもイヤですよね。
30年くらい前だと思いますがNeXTの頭が切れる人達は、アプリケーションストアという仕組みを作りました。アプリ審査で悪意のあるアプリを弾き、プラットフォーム側がストレージと秘匿通信を提供することで、今まで開発者側が負担していた安全確保、流通のコストをプラットフォーム側で肩代わりしました。
アプリケーションストアの登場により、開発者は「コストの低い自由」を手にすることができたのです。素敵ですね〜。
アプリケーションストアは、今やスマートフォンにはなくてはならない存在となっています。プラットフォームを作るってのはこういうことなんでしょうね。
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