目次: ROCK64/ROCKPro64
先日(2018年11月11日の日記参照)の続きです。linux-nextでROCK64のI2S1が動きました。残る問題は2つでした。
1番目の「I2S1はなぜか動かない」の原因が判明しました。
I2S1だけ死んでいた原因は、日記のコメントでT4さんに指摘いただいていた通り、RK3328のクロックゲートの定義がバグっていたことでした。linuxの開発MLに修正パッチをブン投げておきました。先週のどこかで取り込まれたっぽいです。良かった。
RK3328のクロック分周器はかなり対応範囲が広いので、単純にシステムクロック=fs * 256とすれば、44.1kHz系を再生するときシステムクロックが11.2896MHzになり、48kHz系を再生するときシステムクロックが12.288MHzになって、うまく再生されるだろうと考えました。
やってみると48kHz系は正常に動作しますが、44.1kHz系を流すとEINVALを返してきて、なぜかACODECまでおかしくなり、リセットするまで一切音が出なくなります。イケてないです。
クロックのレジスタはGPLL * 147 / 6400 = 11.2896MHzに正しく設定されているのに、なぜかクロックドライバは11.289599MHzだと報告してくるので、サウンドドライバが44.1kHzの整数倍じゃないと判定してEINVALを返しています。
良く見るとGPLLの周波数も491.519999MHzという変な値になっています。なぜ491.52MHzじゃないのか?491.52MHzなら先ほどの割り算は割り切れるはずなんですけどね。
あと44.1kHz系を再生するとACODECがおかしくなる仕組みも謎です。ACODECとクロックに何か関係があるのだろうか?また今度追ってみますか。
メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。少し加筆。
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