目次: 車
引っ越してから1年もの間、車検証の住所変更をせずにほったらかしていました(本当は良くない)が、重い腰を上げ、大阪ナンバーにお別れを告げて、品川ナンバーになりました。
手続きに興味があったので、あえてディーラーにお任せせず自分でやってみました。面白かったですが相当面倒くさいです。もう自分でやることはないでしょうね。
今回は「変更登録」という手続きをしました。車検証の住所変更&ナンバープレートの変更です。他県から東京都に引っ越した人が該当します。手続きはざっくりいうと、
どうがんばって圧縮しても、平日を2回消費します。普通は警察、警察、陸運局、の3回消費すると思います。警察も陸運局も平日しか受け付けしていないので、勤め人にはなかなか辛いです。
興味のある人は居なさそうですが、メモ代わりに書いておきます。まずは車庫証明用の書類が必要です。
ここまでの書類は全部の警視庁のサイト(保管場所証明申請手続 - 警視庁)からゲットできます。
ナンバーの封印を付けてもらったら、そのまま車で運輸局からおさらばです。
やってみた感想は「RPGのクエストみたい」です。書類と書類を交換していくと、最後に車検証とナンバープレートが貰えます、みたいな感じですね。車のナンバー(と自動車税)管理の一環が垣間見えて、なかなか面白い社会科見学でした。
個人的にはナンバープレートの封印を破壊するのは、普段やらない体験で「え?自分で壊すの??」と緊張しました(関東運輸局だけセルフで、他地域ではやらないみたいです)。私の車は粗雑に扱っているせいなのか、フロント側のナンバーのネジが錆びて固着しており、あやうくネジをなめそうでした。次はもう外せないかもしれない。
昨今のコロナ騒ぎのせいか、いずれの窓口もガラッガラに空いていて快適でした。混んでいたら地獄だったと思います。
目次: GCC
GCCはアーキテクチャごとに設定ファイルがあってgcc/config/(アーキテクチャ名)/ という名前のディレクトリ下に配置されています。
その中にmachine modeを設定するファイルがあります。例えばRISC-Vならgcc/config/riscv/riscv-modes.defですし、AArch64ならgcc/config/aarch64/aarch64-modes.defです。machine modeとは何かはちょっと横に置いて、このファイルの探し方が割と不思議な作りだったので紹介します。
GCCのビルドプロセスは非常にややこしいです。xxxx-modes.defはGCCのコードで直接使われず、前処理で使われます。GCCのビルドディレクトリを (build_dir) と書くとすると、
こんな仕組みになっています。起点となるgenmodes.cから見ます。
// gcc/genmodes.c
static void
create_modes (void)
{
#include "machmode.def" //★★これに全てのモードが定義されている
// gcc/machmode.def
/* Allow the target to specify additional modes of various kinds. */
#if HAVE_EXTRA_MODES
# include EXTRA_MODES_FILE //★★追加のファイルがあればinclude
#endif
// gcc/genmodes.c
#ifdef EXTRA_MODES_FILE
# define HAVE_EXTRA_MODES 1
#else
# define HAVE_EXTRA_MODES 0
# define EXTRA_MODES_FILE ""
#endif
EXTRA_MODES_FILEというマクロにファイル名が定義されていれば、そのファイルもincludeする仕組みになっています。C言語を見慣れている人もかなり面食らう書き方ですが、GCCは「*.defファイルをincludeする」という技を乱発します。メチャクチャすぎる。
EXTRA_MODES_FILEをマクロを定義するのはconfig.gccとconfigureです。
# gcc/config.gcc
extra_modes=
if test -f ${srcdir}/config/${cpu_type}/${cpu_type}-modes.def
then
extra_modes=${cpu_type}/${cpu_type}-modes.def # ★★aarch64-modes.defのような名前のファイルが存在すればそのファイルを使う
fi
# gcc/configure
# Collect target-machine-specific information.
. ${srcdir}/config.gcc || exit 1 # ★★config.gccの設定を取り込む
...
# Look for a file containing extra machine modes.
if test -n "$extra_modes" && test -f $srcdir/config/$extra_modes; then
extra_modes_file='$(srcdir)'/config/${extra_modes} # ★★extra_modesはconfig.gccで定義したものが導入される
cat >>confdefs.h <<_ACEOF
#define EXTRA_MODES_FILE "config/$extra_modes" # ★★config/aarch64/aarch64-modes.defのような値になる
_ACEOF
fi
やっとたどり着きました。GCCってちょっとしたことでも、ものすごく複雑にできていて、読むのが辛いというか、読んでも意味不明なことが多いです。うーん、辛い。
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