以前(2020年6月12日の日記参照)にインストール&アクティベートで失敗したBoesendorfer 290ですが、Native Instrumentsのサポートの方とのQAにより、インストール方法がわかりました。
カギはNative Accessというツールと、Kontakt Playerというアプリケーションです。
Native Accessはインストーラ&情報管理ツールです。アップデートもお知らせしてくれるようです。動きに癖があり、やや使いにくいです。
Kontakt Playerは音源データから音色を合成するプレイヤーです。なんと無料、凄い。私はプレイヤーとしてしか使っていませんが、本来はもっと高機能なのかな?
私の理解が正しければ、Boesendorfer 290にはピアノ音源データと、音色合成プレイヤーの2つがセットになっていますが、音色合成プレイヤーはもはやアクティベーション不可能で利用できません。代わりにKontakt 6 Playerを使うのが正解です。
最初にNative Accessをインストールします。インストーラを起動するだけです。このアプリはたまにアップデート確認画面から進まなくなることがあります。私の場合、Native Accessを再起動するか、Windowsを再起動したら直りました。
Kontakt 6 Playerをインストールしようとすると、こんな画面になると思います。
これがNative Accessの良くないところですね……、ディレクトリの設定に失敗しているとこのエラーになりますが、エラーメッセージを見ても、何が悪いのか全くわからないです。
Preferencesというメニューからディレクトリの設定ができます。パスを指定するだけではダメで、ディレクトリが存在していないとさっきのエラーが出ます。パスの最後のディレクトリがなかったら、勝手に作ってくれれば良いのに。これもNative Accessのイマイチなところです……。
次にKontakt 6 Playerをインストールします。
ダウンロードにはかなり時間が掛かりますが、待っていれば終わります。これはNative Accessの良いところですね。とても楽です。
最後にKontakt 6 PlayerにBoesendorfer 290がインストールされている位置を教える必要があります。CDからBoesendorfer 290をインストールした後に、下記のBrowseを押します。
スクリーンショットではBoesendorferがINSTALLED PRODUCTSのカテゴリに居ますが、初回の設定だとNOT INSTALLEDのカテゴリに居るはずです。1回インストールすると二度とNOT INSTALLEDに戻らないみたいです。これもNative Accessのイマイチなところ……。
このパス指定がまた曲者で、どのディレクトリを指定したら良いのかさっぱりわかりません。
正解はBoesendorferをインストールしたディレクトリの直下にある「Boesendorfer 290 Library」というディレクトリです。Boesendorfer_part1.nksやBoesendorfer_part2.nksというファイルが入っているはずです。
おそらく *.nksがKontakt用の音色データで、Kontakt Playerは音色データのあるディレクトリを知りたいんだろう、くらいの想像はつきますけど、正直に言ってわかりにくいです。
設定がうまくいけばKontakt Playerの画面にBoesendorfer 290が出現するはずです。
Kontakt PlayerにBoesendorfer 290が出れば成功
無事、動作したので良かったですけど、初心者殺しのポイント(Preferences, *.nksのパス)が多くて疲れました……。
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