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2022年4月29日

思い出のalsa-lib dmixのバグ

目次: ALSA

はるか昔、もう8年も前に見つけたalsa-libのバグ(2014年7月9日の日記参照)、今日見てもまだ直ってなかったっぽいです。激しくノイズが載ってしまう割と致命的なバグですが、発生条件が珍しくてあまり使われないコードのため、未だに誰も直すモチベーションがないと推測されます。せっかく思い出したので、パッチをぶん投げておきました。

パッチの投稿先がわからなくて困ったのですが、どうもalsa-libはGitHubを(リポジトリへのリンク)使っていて、IssueやPull Request管理しているようです。GitHub使ってるんですね。へー。

ALSA本体の場合

ALSAはユーザ空間のalsa-libの他に、カーネル空間のコードもあります。カーネル空間のコードはLinux Kernelの一部として開発されています。Linux KernelはGitHubをコード管理に使っておらず、ミラーだけしています(つまりGitHubのPull RequestやIssueは使わない)。

当然ながらLinux Kernelメンテナ達のリポジトリもGitHubではなくgit.kernel.orgに置かれていることが多いです。ALSAのカーネル側コードも例外ではなくgit.kernel.orgの下に置かれて(リポジトリへのリンク)います。

メモ: 技術系の話はFacebookから転記しておくことにした。合併と加筆。

編集者:すずき(2022/05/22 15:15)

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2022年5月3日

GWの首都高事情

目次:

例年であればGWは実家に帰省していて、GWの首都高の様子なんて興味もなければ知りもしませんでしたが、今年のGWは珍しく実家に帰らなかったんです。

しかもGWの初日の今日、間違えて湾岸線の「下り」に乗ってしまいました。当然ながらエラい渋滞にはまりましたが、併走する下道は空いているようで不思議でした。

高速道路の下りだけ渋滞!?

ちょっと訳あって朝、昼の2回(高速上り、下り&高速上り、下道の下り)走ったためか、渋滞の傾向が良く見えました。首都高1号と湾岸高速の下りだけ1日中ずっと渋滞していました。湾岸線は北関東ナンバーの車で埋め尽くされていましたが、高速の上りや下道のR357、R15(第一京浜)は空いていました。

別の道、中央道と甲州街道を思い浮かべると、高速も下道もどちらも渋滞しそうなものです。たとえばR15(第一京浜)だって、首都高1号や横羽線とほぼずっと併走していますし、渋滞していそうなものですがめちゃ空いていて意外でした。まあ、大田区から向こうは知らないですけど……。なぜ首都高だけ例外なんでしょう、不思議ですね。

どこから来るかにもよりますが、C2や湾岸線下りの混雑を回避するなら、足立区辺りで降りてR4 → 都内 → R15が下道ルートでしょうか?そうするとですね、

  • 中央道と甲州街道のように高速と下道がわかりやすく併走していない
  • 都内の面倒な道を抜けなければならない
  • 首都高の高速料金を2回払うことになって高く付く

自分がもし北関東から来たお父さんホリデードライバーだとしたら、わざわざ降りるか?というと……まず降りませんね!普段運転しないならなおさら嫌です。都内の道なんか考えたくない、もし迷おうものなら家族のブーイングは必至。面倒です。

結論

というわけで「GW初日の湾岸高速は下りのみ2時間以上の渋滞、上りと、下りに併走する下道はがら空き」という役に立たないクソ知識を体得しました。

超どうでも良い!もう二度と使わなさそう!!

編集者:すずき(2023/09/30 15:21)

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2022年5月7日

都会と地方の永遠の課題

Twitterで見かけた神奈川から「独立」目指す3政令市、黒岩知事「正直ピンとこない」…初の4者同席協議 - 読売新聞という記事を読んで。

もし3政令指定都市(横浜市&川崎市&相模原市)が抜けたとすると、神奈川県の人口と面積は下記のようになります。

  • 面積: 62%に減少(2416.17→1506.69km2)
  • 人口: 34%に減少(922→318万人)

面積もそこそこ減ります(相模原市が人口の割に広いため)が人口も激減します。記事にもある通り神奈川県は横浜市に離脱されると県税が激減するので、賛成する理由は皆無です。

特別市、特別自治市

記事にある「特別自治市」構想を知らなかったのでWikipediaを(特別自治市 - Wikipedia)見ると、最近言い始めたことではなくて2010年から何度も出ては消えしていた議論のようです。

さらに古くは1947年制定の地方自治法に定められた「特別市」制度(特別市 日本の場合 - Wikipedia、1956年に削除され、政令指定都市制度に変更)の頃から、大都市は県から独立したがっていました。お互いの言い分は色々ありましょうが、ざっくり言って「税金の取り合い」です。

  • 政令指定都市: 県に税金を吸われてる、返してくれ!
  • 県: 都市だけで税金を使わないで、地方に回してくれ!

市と県の言い分は完全に対立しており、何らかの強硬手段を用いない限り永遠に合意されることはありません。今回の神奈川県の場合も、話し合いだけならば流れて終わりでしょう……。お金持ちな都市と貧乏な地方の再配分問題が根底にあって、対立は根深いですね。

東京都の構造、世界の構造

大都市圏の地方自治にあたって、国 - 県 - 市という3段ピラミッドのうち、1段抜かして2段に変えるアイデア自体はさほど珍しくありません。やり方としては2種類あるみたいです。

  • 特別市: 国 - 市(県を外す、日本では例なし)
  • 特別区: 国 - 県(市を外す、日本では東京23区)

特別区協議会の資料(諸外国の首都の比較 - 公益財団法人 特別区協議会)によると、特別区はロンドンが近い考え方で、ベルリンは1県1市で県と市が合併してますね。特別市はパリが近い考え方でしょう。ワシントンD.C. は他のどの地域とも違いますね。国直轄の特別地域かな……?

他の国を調査したまとまった資料を見つける気力が無かったんですが、東京(特別区)は割と珍しい構造に見えます。特別市タイプを目指す「特別自治市」構想のやりたいことは世界や時流にも合っているのでしょう。たぶん。

編集者:すずき(2022/05/08 10:14)

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