数年前から、会社で理解に苦しむ難解なコードが多いのはなぜだろう、誰に聞いても「このコードは意味不明だ、一見してもわからない」と言うのに、どうして誰も直さないのだろう?と疑問に思っていました。
金、土とほぼ風邪で寝てて暇だったので、久しぶりにこのブログ(脱社畜ブログ - 2013-10-30 - 「あなたにしかできない仕事」を無くすために必要なこと)を読み返していたら、なんとなく答えがわかりました。
特にこの部分です。
(引用)「あなたにしかできない仕事」を「誰でもできる仕事」に変えることは、「あなたにしかできない仕事」を一人で抱えるよりも遥かに価値があることだ。そういう意味で、この手の「標準化」は高く評価されなければならない。(引用終)
以前読んだときは「標準化」がイマイチわからなかったのですが、これを、
と置き換えて、「標準化」は「読みやすい、わかりやすいコードに書き換える」「一見して理解できる小規模に分割する」といった行為に置き換えると、非常にしっくりきました。
会社の難解なコードが増えていく理由は、標準化、つまりコードをわかりやすくするインセンティブが会社から与えられないというシステム的な問題が主な原因であって、個人に責はない、ということです。
このような評価体制だと、他人のコードに興味を示さない方が得になってしまいます。金より、エンジニアとして一目置かれたい、と思う人のやる気すらも奪ってしまうことになります。
私個人が会社の金銭的インセンティブのシステムを変えるのは難しいですが、せめて、わかりやすいコードを書く人を褒めて感謝し、自身もわかりやすいコードを書くことで報いることを心掛けようと思います。
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