コグノスケ


link 未来から過去へ表示(*)  link 過去から未来へ表示

link もっと前
2020年3月29日 >>> 2020年3月16日
link もっと後

2020年3月29日

GCCを調べる - その8-3 - レジスタconstraint判定

目次: GCC

インラインアセンブラで "v" constraintsを指定すると、何も実装していない場合はimpossible constraint in 'asm' と怒られました。レジスタのconstraintsだけ足すとinconsistent operand constraints in an asmと怒られるはずです。エラーをチェックしている箇所は、

inconsistentなんとかエラーを出している場所

static bool
curr_insn_transform (bool check_only_p)
{

...

  if (process_alt_operands (reused_alternative_num))  //★★これが成立してalt_p = trueが期待値だが
    alt_p = true;

...

  if (! alt_p && ! sec_mem_p)
    {
      /* No alternative works with reloads??  */
      if (INSN_CODE (curr_insn) >= 0)
	fatal_insn ("unable to generate reloads for:", curr_insn);
      error_for_asm (curr_insn,
		     "inconsistent operand constraints in an %<asm%>");  //★★ここに到達しエラーが出る
      lra_asm_error_p = true;
      /* Avoid further trouble with this insn.  Don't generate use
	 pattern here as we could use the insn SP offset.  */
      lra_set_insn_deleted (curr_insn);
      return true;
    }

...

このcurr_insn_transform() 関数はやたら長くて(700行)訳のわからない構造です。うまく行く場合(rなどを渡したとき)を観察すると、alt_pがtrueになるのが期待値と思われます。幸いなことにalt_pの設定は一箇所だけ、条件もprocess_alt_operands() 関数だけです。

そう思ってprocess_alt_operands() 関数を見ると、これがまたもの凄い実装で、目を覆いたくなります(1200行!!)。GCC見ていると、クソコードには事欠かないです。これはひどい。

コードの一部を抜粋しても全く意味不明で、そもそもこの関数自体がかなりゴチャゴチャで意味不明です。全て追うのは不可能です。なので"r" がどの辺りを通るかをもって、当たりを付けました。下記のところが分岐点になっているようです。

エラーを判定してそうな場所

static bool
process_alt_operands (int only_alternative)
{

...

	  do
	    {
              //★★pは "=&v" が入っていて、cに先頭から一文字ずつ取って解析している
	      switch ((c = *p, len = CONSTRAINT_LEN (c, p)), c)
		{
		case '\0':
		  len = 0;
		  break;

...

		default:
		  cn = lookup_constraint (p);  //★★ 'v' に対しては、CONSTRAINT_vが返る
		  switch (get_constraint_type (cn))
		    {
		    case CT_REGISTER:
		      cl = reg_class_for_constraint (cn);  //★★CONSTRAINT_vに対してはVP_REGSが返る
		      if (cl != NO_REGS)
			goto reg;    //★★このジャンプで飛ぶ
		      break;

...

		reg:
		  if (mode == BLKmode)
		    break;
		  this_alternative = reg_class_subunion[this_alternative][cl];
		  this_alternative_set |= reg_class_contents[cl];  //★★どこかでみたreg_class_contentsが登場
		  if (costly_p)
		    {
		      this_costly_alternative
			= reg_class_subunion[this_costly_alternative][cl];
		      this_costly_alternative_set |= reg_class_contents[cl];
		    }
		  winreg = true;
		  if (REG_P (op))
		    {
		      if (hard_regno[nop] >= 0
			  && in_hard_reg_set_p (this_alternative_set,
						mode, hard_regno[nop]))  //★★これが成立しない
			win = true;  //★★少なくともwin = trueにならないと関数が失敗を返す(条件は他にもあるが)
		      else if (hard_regno[nop] < 0
			       && in_class_p (op, this_alternative, NULL))
			win = true;
		    }
		  break;
		}

...

	    }
	  while ((p += len), c);  //★★基本は次の文字に行くが、スキップすることもある模様

どこかでみたアイツです。このエラーはreg_class_contentsを見に行った結末に起きているようです。

試してみたら、色々おかしい

REG_CLASS_CONTENTSを正しく設定すると、下記のコードがコンパイルできるはずです。雰囲気を出すためRISC-Vのベクトル命令を書いていますが、ぶっちゃけコンパイラは命令を全く見ないので、実はabcdでも何でも通ります。コンパイルのみ(*.sを出力)であればアセンブラすら要りません(※)。

"v" constraintのテスト

// a.c

void _start()
{
	int b[100];
	int v;

	__asm__ volatile ("vlw.v %0, %1\n"
		: "=&v"(v) : "A"(b[10]));
}

ビルドして、逆アセンブルしてみます。

"v" constraintのテストをビルド、逆アセンブル
$ riscv32-unknown-elf-gcc -Wall -g -march=rv32gcv -mabi=ilp32f -nostdlib -O2 a.c

$ riscv32-unknown-elf-objdump -drS a.out

a.out:     file format elf32-littleriscv

Disassembly of section .text:

00010054 <_start>:
void _start()
{
   10054:       7165                    addi    sp,sp,-400
        int b[100];
        int v;

        __asm__ volatile ("vlw.v %0, %1\n"
   10056:       103c                    addi    a5,sp,40
   10058:       1207e007                vlw.v   v0,(a5)
                : "=&v"(v) : "A"(b[10]));
}
   1005c:       6159                    addi    sp,sp,400
   1005e:       8082                    ret

それらしきベクトルレジスタ(v0)が出力されているようです。めでたし、めでたし。と言いたいところですが、実は全然ダメです。

  • 変数がintなのでsizeof(v) が4になる、ベクトルを扱いたい
  • 最適化オプションをO0にするとコンパイラがinternal errorを出す

まだまだ改善の余地があります。これも今後、調べていこうと思います。

(※)もしアセンブルまで実行したければ、RISC-VのGitHubにあるbinutilsを使ってください(GitHubへのリンク)。ビルド方法はUpstreamのコードとほぼ同じ(2019年4月19日の日記参照)です。唯一の違いはconfigure時に --with-system-readlineを付けないと、readlineがないと言われてエラーになる点です。

編集者:すずき(2023/09/24 11:48)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年3月28日

GCCを調べる - その8-2 - レジスタとレジスタクラス

目次: GCC

レジスタ追加の変更の要はREG_CLASS_CONTENTSです。このマクロは32ビット整数の配列で、各レジスタ番号がどのレジスタの仲間(enum reg_class)に属するかを指定するテーブルです。こんな風に変更します。

REG_CLASS_CONTENTSの変更内容

 #define REG_CLASS_CONTENTS						\
 {									\
-  { 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000 },	/* NO_REGS */		\
-  { 0xf003fcc0, 0x00000000, 0x00000000 },	/* SIBCALL_REGS */	\
-  { 0xffffffc0, 0x00000000, 0x00000000 },	/* JALR_REGS */		\
-  { 0xffffffff, 0x00000000, 0x00000000 },	/* GR_REGS */		\
-  { 0x00000000, 0xffffffff, 0x00000000 },	/* FP_REGS */		\
-  { 0x00000000, 0x00000000, 0x00000003 },	/* FRAME_REGS */	\
-  { 0xffffffff, 0xffffffff, 0x00000003 }	/* ALL_REGS */		\
+  { 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000 },	/* NO_REGS */		\
+  { 0xf003fcc0, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000 },	/* SIBCALL_REGS */	\
+  { 0xffffffc0, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000 },	/* JALR_REGS */		\
+  { 0xffffffff, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000 },	/* GR_REGS */		\
+  { 0x00000000, 0xffffffff, 0x00000000, 0x00000000 },	/* FP_REGS */		\
+  { 0x00000000, 0x00000000, 0xffffffff, 0x00000000 },	/* VP_REGS */		\
+  { 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000003 },	/* FRAME_REGS */	\
+  { 0xffffffff, 0xffffffff, 0xffffffff, 0x00000003 }	/* ALL_REGS */		\
 }
                              ↑ここの3列目を足した

行方向は、ビットフィールドになっており非常にわかりにくいです。0要素目の0ビット目、0要素目の1ビット目、…という順に見ます。整数内では右から左(右が上位ビット)、要素間では左から右(左が0要素目)に見ます。

列方向はenum reg_classの整数値と一致しますのでさほど難しくはないでしょう。

REG_CLASS_CONTENTSの見方
行と列の意味

  →→ 行方向、レジスタ番号(0〜FIRST_PSEUDO_REGISTER - 1まで)
↓
↓
列方向、enum reg_classを整数に直したもの


行方向の見方

例えば3行目(GR_REGS)がこうなっていたとすると、
{ 0x0000000f, 0x0000000c, },

- 0要素目(レジスタ番号0〜31のクラス): 0x0000000f
  - 0, 1, 2, 3ビット目が1 = レジスタ番号0〜3はGR_REGS
  - 他のレジスタについては言及しない
- 1要素目(レジスタ番号32〜63のクラス): 0x0000000c
  - 2, 3ビット目が1 = レジスタ番号34〜35はGR_REGS
  - 他のレジスタについては言及しない

ALL_REGSは全レジスタに1をセットしますので、ビットフィールドのルールがわかりやすいと思います。今回はレジスタが98本なので、3要素(32 * 3 = 96)+ 最後の要素は2ビット分だけ1にセットしています。

今回はVR_REGSという新たなレジスタクラスを足したいので、行が一つ増えます。レジスタの総数も増えるので、列方向も増えます。ちょうど良いことに新規に追加するレジスタは32本なので、整数1要素分を増やすだけです。

コード上での扱い

このマクロは直接使用されるわけではなく、別の配列にコピーされます。

REG_CLASS_CONTENTSが使われているところ

// gcc/reginfo.c

static const unsigned int_reg_class_contents[N_REG_CLASSES][N_REG_INTS]
  = REG_CLASS_CONTENTS;

...

/* Function called only once per target_globals to initialize the
   target_hard_regs structure.  Once this is done, various switches
   may override.  */
void
init_reg_sets (void)
{
  int i, j;

  /* First copy the register information from the initial int form into
     the regsets.  */

  for (i = 0; i < N_REG_CLASSES; i++)
    {
      CLEAR_HARD_REG_SET (reg_class_contents[i]);

      /* Note that we hard-code 32 here, not HOST_BITS_PER_INT.  */
      for (j = 0; j < FIRST_PSEUDO_REGISTER; j++)
	if (int_reg_class_contents[i][j / 32]    //★★ここで参照している
	    & ((unsigned) 1 << (j % 32)))
	  SET_HARD_REG_BIT (reg_class_contents[i], j);
    }


// gcc/reginfo.c

struct target_hard_regs default_target_hard_regs;


// gcc/hard-reg-set.h

#if SWITCHABLE_TARGET  //★★x86, ARM, MIPSなどはSWITCHABLE_TARGET = 1, RISC-Vは0のようだ
extern struct target_hard_regs *this_target_hard_regs;
#else
#define this_target_hard_regs (&default_target_hard_regs)
#endif

#define reg_class_contents \r  (this_target_hard_regs->x_reg_class_contents)

難しそうに見えてやっていることはint_reg_class_contentsからdefault_target_hard_regs->x_reg_class_contentsへビットを移し替えているだけです。違いはint_reg_class_contentsが必ず32ビット幅であるのに対し、x_reg_class_contentsはアーキテクチャ最速の整数幅(x86_64なら64bitになるでしょう)である点です。

個人的には可読性を殺してまでやる意味あるの……?と疑問ですが、きっとGCC内で頻繁に呼ばれ速度的に重要なポイントだったのでしょう。

編集者:すずき(2023/09/24 11:48)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年3月27日

GCCを調べる - その8-1 - ベクトルレジスタ定義を足す

目次: GCC

前回(2020年3月6日の日記参照)はレジスタ制約(register_constraints)を追加しました。これだけでは何もできませんので、今回はベクトルレジスタの定義を追加してみます。長そうなので分割して書きます。

RISC-Vには汎用レジスタ(GP_REGS)と浮動小数点レジスタ(FP_REGS)が既に定義されているため、それらを参考にします。

変更するファイルはgcc/config/riscv/riscv.c, riscv.hです。FP_REGくらいで検索すると、下記の関数、マクロに名前が見当たりますので、真似して追加します。(詳細はlink パッチファイルもご覧ください、内容の正しさは全く保証できませんけど)

レジスタ定義を追加する際に変更する箇所

// gcc/config/riscv/riscv.c

riscv_regno_to_class[FIRST_PSEUDO_REGISTER]  //32個レジスタを足す
riscv_hard_regno_nregs    //どのマシンモードでもレジスタを1つだけ使う、よくわからん、また今度調べる
riscv_hard_regno_mode_ok  //どのマシンモードでも許可する、よくわからん、また今度調べる
riscv_class_max_nregs     //どのクラスでもレジスタを1つだけ使う、よくわからん、また今度調べる


// gcc/config/riscv/riscv.h

FIRST_PSEUDO_REGISTER  //32個分ずれてもらう
FIXED_REGISTERS        //32個足す、今回は0にした、固定された役目(スタックポインタなど)はない
CALL_USED_REGISTERS    //32個足す、今回は0にした(関数呼び出しにより内容を破壊されない、s0 - s11と同じ扱い)

enum reg_class
#define REG_CLASS_NAMES     //新たなレジスタクラスを足す
#define REG_CLASS_CONTENTS  //後述する
#define REG_ALLOC_ORDER	    //レジスタの割当順、レジスタ番号で指定する
#define REGISTER_NAMES      //レジスタの名前
#define ADDITIONAL_REGISTER_NAMES

初歩の初歩的な変更の割に必要な変更点はかなり多いです。どの変更が何に効くか完全にわかっていないので、合っているかわかりませんし、説明し難い変更もあります。後日、要調査ですね。

GCCの2つのレジスタ

変更した中のriscv_regno_to_classをみるとFIRST_PSEUDO_REGISTERというマクロが出てきます。GCCはレジスタを2種類使い分けていて、レジスタ番号で区別できます。

  • 物理レジスタ: 0〜 (FIRST_PSEUDO_REGISTER - 1)
  • 疑似レジスタ(pseudo register): FIRST_PSEUDO_REGISTERより大きな値

正式な名前がわからない(※)ので、名付けは適当です。GCCはRTLのフェーズで命令の引数にレジスタを割り当てます。その際、いきなりメモリや物理レジスタを割り当てるのではなく、まず疑似レジスタを割り当てます。

疑似レジスタには数の制限がないので、最初の方の最適化パスで必要なだけ割り当てます。その後の最適化パスで物理レジスタや、メモリにうまく割り当てを考える二段構成になっています。

今回は32個の物理レジスタを足そうとしているので、FIRST_PSEUDO_REGISTERにも32個分だけズレてもらう必要があります。

今回の変更の要はREG_CLASS_CONTENTSです。このマクロの効き目についてはまた今度。

(※)GCCのヘンテコなマクロの意味を調べる際、GCC Internals(HTML版へのリンク)が大変参考になるのですが、この文書は用語の説明がイマイチ甘くて、正式な用語がわかりません。いつも困ります……。

編集者:すずき(2023/09/24 11:48)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



2020年3月19日

ナンバープレート変更(大阪→品川)

目次:

引っ越してから1年もの間、車検証の住所変更をせずにほったらかしていました(本当は良くない)が、重い腰を上げ、大阪ナンバーにお別れを告げて、品川ナンバーになりました。

手続きに興味があったので、あえてディーラーにお任せせず自分でやってみました。面白かったですが相当面倒くさいです。もう自分でやることはないでしょうね。

手続きの概要

今回は「変更登録」という手続きをしました。車検証の住所変更&ナンバープレートの変更です。他県から東京都に引っ越した人が該当します。手続きはざっくりいうと、

  • 警察(車庫証明)1回目
  • (3日〜1週間後)
  • 警察(車庫証明)2回目
  • 市役所(住民票)1回
  • 陸運局(車検証)1回

どうがんばって圧縮しても、平日を2回消費します。普通は警察、警察、陸運局、の3回消費すると思います。警察も陸運局も平日しか受け付けしていないので、勤め人にはなかなか辛いです。

詳細な手続き

興味のある人は居なさそうですが、メモ代わりに書いておきます。まずは車庫証明用の書類が必要です。

  • (借家の場合)大家さんに「保管場所使用承諾証明書」を書いてもらう
  • 自分で「自動車保管場所証明申請書」を書く
  • 自分で「保管場所標章交付申請書」を書く
  • 自分で「保管場所の所在図・配置図」を書く

ここまでの書類は全部の警視庁のサイト(保管場所証明申請手続 - 警視庁)からゲットできます。

管轄の警察
上記の「4つの書類」を出して「領収証書」を貰います。「何月何日にもう一回来てね」と教えてくれます。
私の場合は「蒲田警察署」でした。それと金額は忘れましたが、収入印紙を買う必要があります。その場で手に入るので、財布だけあれば特に準備不要です。
管轄の警察
「領収証書」を渡すと「車庫証明」を貰います。私は3日後でしたが、場合によるらしくだいたい3日〜1週間後みたいです。
市役所
「住民票」を貰います。窓口に行ってお金払うとくれます。
運輸局(陸運局)に「車で」行く
私の場合は「関東運輸局 東京運輸支局」でした。鮫洲にあります。免許センターの隣と言った方がわかるかも。
超大事なことなのですが、ナンバープレートを交換しなければならないので、車で行きましょう、でないと窓口で追い返されます。
国土交通省のサイトにある「1号様式」が申請書類です(自動車:OCR申請書各種様式について - 国土交通省)が、正直訳わかんないです。書類は事前に書きましたが、事前相談の窓口でめっちゃ直されました。
運輸局
「1号様式」と「車庫証明(警察でもらう)」と「住民票」と「古い車検証」を出すと「新たな車検証」と「スタンプが押された紙」がもらえます。
古い車検証は没収されます。次は自動車税事務所に行ってねと言われます。建物は隣接しているので楽です。
自動車税事務所
「変更登録の書類」と「スタンプが押された紙」を出すと、スタンプが増えて帰ってきます。
書類は事務所内にあります。旧住所を聞かれますので、どこかにメモしておいた方がいいかも。思い出せる人は問題ないです。
運輸局
「古いナンバー」と「新しい車検証」と「スタンプが押された紙」を出すと「新しいナンバー」をくれます。
関東運輸局は「自分でナンバーを交換する」方式みたいで、自分でナンバーの封印を破壊するのはなかなか出来ない体験です。工具は普通のドライバーです、運輸局で貸してくれます。
ナンバーの封印は思ったよりもヘナヘナしていて、あっさり壊れました。慣れている人は数秒で壊せそうでした。
運輸局
「新しいナンバー」と「車」を運輸局の建物の前に持っていくと「ナンバーの封印」と「新しい車検証」をくれます。
車体番号見るのでボンネット開けてくれっていわれます。封印はおっちゃんが付けてくれます。

ナンバーの封印を付けてもらったら、そのまま車で運輸局からおさらばです。

感想

やってみた感想は「RPGのクエストみたい」です。書類と書類を交換していくと、最後に車検証とナンバープレートが貰えます、みたいな感じですね。車のナンバー(と自動車税)管理の一環が垣間見えて、なかなか面白い社会科見学でした。

個人的にはナンバープレートの封印を破壊するのは、普段やらない体験で「え?自分で壊すの??」と緊張しました(関東運輸局だけセルフで、他地域ではやらないみたいです)。私の車は粗雑に扱っているせいなのか、フロント側のナンバーのネジが錆びて固着しており、あやうくネジをなめそうでした。次はもう外せないかもしれない。

昨今のコロナ騒ぎのせいか、いずれの窓口もガラッガラに空いていて快適でした。混んでいたら地獄だったと思います。

編集者:すずき(2023/09/30 15:15)

コメント一覧

  • コメントはありません。
open/close この記事にコメントする



link もっと前
2020年3月29日 >>> 2020年3月16日
link もっと後

管理用メニュー

link 記事を新規作成

<2020>
<<<03>>>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031----

最近のコメント5件

  • link 24年10月1日
    すずきさん (10/06 03:41)
    「xrdpで十分動作しているので、Wayl...」
  • link 24年10月1日
    hdkさん (10/03 19:05)
    「GNOMEをお使いでしたら今はWayla...」
  • link 24年10月1日
    すずきさん (10/03 10:12)
    「私は逆にVNCサーバーに繋ぐ使い方をした...」
  • link 24年10月1日
    hdkさん (10/03 08:30)
    「おー、面白いですね。xrdpはすでに立ち...」
  • link 14年6月13日
    2048player...さん (09/26 01:04)
    「最後に、この式を出すのに紙4枚(A4)も...」

最近の記事20件

  • link 24年10月31日
    すずき (11/04 15:17)
    「[DENSOの最終勤務日] 最終勤務日でした、入門カードや会社のPCを返却してきました。在籍期間はNSITEXE(品川のオフィ...」
  • link 22年7月8日
    すずき (11/02 20:34)
    「[マンガ紹介 - まとめリンク] 目次: マンガ紹介一覧が欲しくなったので作りました。5作品乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役...」
  • link 24年10月30日
    すずき (11/02 20:33)
    「[マンガ紹介] 目次: マンガ紹介お気に入りのマンガ紹介シリーズ。最近完結した短めの作品を紹介します。マイナススキル持ち四人が...」
  • link 19年3月28日
    すずき (11/02 13:27)
    「[マンガ紹介] 目次: マンガ紹介お気に入りのマンガ紹介シリーズ。こわもてかわもて(全2巻、2019年)(アマゾンへのリンク)...」
  • link 21年6月20日
    すずき (11/02 13:22)
    「[読書一生分が93万円?] 目次: マンガ紹介書籍通販のhontoがこんなキャンペーンをやっています。honto読書一生分プレ...」
  • link 17年10月27日
    すずき (11/02 13:11)
    「[異世界&最強系漫画の種類] 目次: マンガ紹介少し前にアニメ化されて盛り上がって(おそらく負の方向に…)いた「...」
  • link 24年10月28日
    すずき (10/30 23:49)
    「[Linuxからリモートデスクトップ] 目次: Linux開発用のLinuxマシンの画面を見るにはいろいろな手段がありますが、...」
  • link 23年4月10日
    すずき (10/30 23:46)
    「[Linux - まとめリンク] 目次: Linux関係の深いまとめリンク。目次: RISC-V目次: ROCK64/ROCK...」
  • link 24年10月24日
    すずき (10/25 02:35)
    「[ONKYOからM-AUDIOのUSB DACへ] 目次: PCかれこれ10年以上(2013年3月16日の日記参照)活躍してく...」
  • link 24年7月25日
    すずき (10/25 02:24)
    「[OpenSBIを調べる - デバイスツリーの扱い(別方法)] 目次: LinuxOpenSBIのブート部分を調べます。Ope...」
  • link 24年8月7日
    すずき (10/25 02:23)
    「[Debian独自の挙動をするQEMUとbinfmt_misc] 目次: Linux前回はbinfmt_miscの使い方や動作...」
  • link 24年9月9日
    すずき (10/25 02:22)
    「[GDBの便利コマンド] 目次: LinuxGDBは便利ですが、少し使わないでいるとあっという間にコマンドを忘れます。便利&使...」
  • link 24年10月20日
    すずき (10/25 02:22)
    「[ゲームを買ったら遊びましょう2] 目次: ゲーム前回の振り返り(2022年5月13日の日記参照)から2年半経ちました。所持し...」
  • link 24年8月2日
    すずき (10/25 02:21)
    「[Debian on RISC-V] 目次: LinuxOpenSBI + Linuxの環境まで動いたので、次はLinuxのデ...」
  • link 24年8月6日
    すずき (10/25 02:21)
    「[他アーキテクチャ向けバイナリを実行する仕組みbinfmt_misc] 目次: LinuxRISC-V 64bit用の実行ファ...」
  • link 24年8月27日
    すずき (10/25 02:20)
    「[Milk-V Jupiterが届いた] 目次: RISC-VMilk-V Jupiterが届きました。お値段が非常に安かった...」
  • link 24年9月13日
    すずき (10/25 02:20)
    「[OpenSBIを調べる - OpenSBIとRISC-V ISA extensions] 目次: Linux今回はOpenS...」
  • link 24年10月11日
    すずき (10/25 02:19)
    「[企業のドメイン] 今の企業は公式サイトを持っていなほうが珍しいと思いますが、ドメイン名の使い方は各社でバラバラで面白いです。...」
  • link 24年10月21日
    すずき (10/25 02:18)
    「[OpenPilotを調べる - プロセス間通信msgqの仕組み] 目次: OpenPilot最近はOSSの運転支援ソフトウェ...」
  • link 24年10月6日
    すずき (10/25 02:11)
    「[OpenPilotを調べる - ビルドと実行] 目次: OpenPilot最近はOSSの運転支援ソフトウェアOpenPilo...」
link もっとみる

こんてんつ

open/close wiki
open/close Linux JM
open/close Java API

過去の日記

open/close 2002年
open/close 2003年
open/close 2004年
open/close 2005年
open/close 2006年
open/close 2007年
open/close 2008年
open/close 2009年
open/close 2010年
open/close 2011年
open/close 2012年
open/close 2013年
open/close 2014年
open/close 2015年
open/close 2016年
open/close 2017年
open/close 2018年
open/close 2019年
open/close 2020年
open/close 2021年
open/close 2022年
open/close 2023年
open/close 2024年
open/close 過去日記について

その他の情報

open/close アクセス統計
open/close サーバ一覧
open/close サイトの情報

合計:  counter total
本日:  counter today

link About www2.katsuster.net
RDFファイル RSS 1.0

最終更新: 11/04 15:17